「藤津亮太のアニメ文章道場」応募原稿(『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』レビュー)

今年2月、藤津亮太さんによるアニメレビューの書き方指南の記事が「アニメ!アニメ!」に載り、連動企画として読者参加型の「藤津亮太のアニメ文章道場」が告知されました。 せっかくの機会なので、僕も1本書いて応募してみました。 応募規定は次の通り。 …

『白身魚イラスト展』感想

アニメーターの堀口悠紀子氏(別名・白身魚氏)による自選イラスト集『真昼の月』出版記念の原画展を見てきた。 展示の最初に、イラスト集の成り立ちを解説するパネルがあった。それによると、去年の春の「とある出来事」がきっかけで、堀口氏が編集者に画集…

Zoom飲み会

新しいもの好きなので、話題の「Zoom」を使ってみたくて、飲み会を開催した。参加者7人。 自分も含め、今回初めてインストールした人ばかりだったけど、意外とトラブル無く接続できた。外出規制・外出自粛の状況下で脚光を浴びているソフトウェアだと思うけ…

『《别对映像研出手》第一集解析』の翻訳(『「映像研には手を出すな!」第1話解析』)

前置き 前回訳した『作豚の自己修養』(2015年の文章)で、入門者向け教育をすると宣言した「nbht」さんが、5年経った現在どんな活動を続けているか、それが分かる動画を翻訳してみました。字幕1行ずつ改行しているので、動画を参照しながら読んでみて下さ…

『作豚的自我修养』の翻訳(『作豚の自己修養』)

前置き 5年前の文章ではありますが、当時の中国のアニメ作画ファンの世界や、初心者教育に関する問題意識が少し分かって、興味深く感じたので訳してみました。著者の「nbht」さんが「知乎」に投稿した文章です。当時は分かりませんが、現在は上海のアニメニ…

『动漫婆罗门消亡史』の翻訳(『動漫バラモン消滅史』)

前置き ・『动漫婆罗门消亡史』(『動漫バラモン消滅史』)は、アニメファン界の階層構造をカースト制度に例えた中国の風刺読み物です。2017年に「蓝莲安」さんによってネットコミュニティ「STAGE1」に投稿され、中国のアニメファンの間で話題になったそうで…

回顧2019

2019年の振り返りと、お気に入り作品のまとめ。 【アニメ】 ・配信サービスは、主に「Amazonプライムビデオ」を利用中(必要に応じて「Netflix」「dアニメストア」「バンダイチャンネル」を併用)。 ・『空の青さを知る人よ 』……2019年に観たアニメ映画では…

『HELLO WORLD』の感想

ドワンゴが運営するN予備校の「ものがたり創作」の授業で、物語の主人公には実は「動機」が無くて、誰かに何かを「頼まれたから」が主人公の動機となるのである……と最近学んだのだけど、『HELLO WORLD』の主人公は大人になった自分から依頼を受けていた。 大…

『天気の子』の感想

モヤモヤする映画だったけど、この映画の「ヒロインと主人公」の関係って、「大ヒット映画を手がけた新海誠監督と川村元気プロデューサー」の関係に似てるかも?……と考えてみたら、だんだんそういう映画のように思えてきた。 ヒロイン(=監督)は、他人には…

「よつばの。読書会15」参加レポート

おすすめの同人誌を持ち寄って参加者が自由に読むイベント、「よつばの。読書会」(第15回)にまた参加しました。 持参した本 過去に7回参加しているので、珍しい本はもう弾切れで、今回は最近買った本や再読して面白かった本などを持っていきました。 会場…

C95(冬コミ)情報

・僕自身のサークルは今回不参加です。 ・newさんの依頼で、下記サークルのポストカード(宛名面)のデザインを担当しました。参加される方は、見てみて下さい! 2018年12月29日(土):L27aサークル名:Project ORBIS 全世界23カ国からイラストレーターの皆…

C94(夏コミ)参加情報

2018年8月12日(日)西2ホール:な07bサークル名:bono1978 https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/13909552 頒布物 1)『水池屋文庫』(残り数冊) 多忙につき新刊が作れなかったので、前回の残りを持っていきます。水池屋さん本人は会場に来る予定で…

「oculusGo」を購入して10日ほど使った感想

第一印象は旧ザク 使用感を『機動戦士ガンダム』のモビルスーツに例えると、今思えば、PSVRは「ガンタンク」だった。「これが未来…なのか!?」と。起動に手間が掛かるし、ケーブルがごちゃごちゃしているし、ゴーグルの後頭部の出っ張りがチェアの背もたれに…

Kindle『新聞に載ったアニメレビュー』リリース

藤津亮太さんの電子書籍『新聞に載ったアニメレビュー』が発売になりました。朝日新聞夕刊「茶話」コーナーに連載されたアニメレビューと年間回顧の原稿をまとめたものです。そのときどきの注目作、見どころが紹介されています。 僕はこの本のKindle用データ…

『資料性博覧会11』で買った本

資料系同人誌の即売会『資料性博覧会11』。今回の会場は中野サンプラザ13階で、まんだらけのお祭り「大まん祭」の会場で開催されていた。お昼頃に着いたら、会場内に人が多すぎて、通路の進みたい方向に進めないぐらいの混雑ぶり。サッと一周して、13時頃に…

『リズと青い鳥』感想

鳥と卵 才能を「鳥」に例えたストーリーなので、劇中の「卵」の存在が気になった。 劇中で卵のようなものは、2箇所出てくる。 1つめの卵は、みぞれのことが大好きな後輩が、希美に「ゆで卵」をプレゼントする場面。「コンビニのゆで卵、味がついてて美味し…

BOOTHで『水池屋文庫』通販開始

通販用在庫はこれで最後です。 通販ご希望の方は、こちらからご購入下さい。 bono1978.booth.pm

『生頼範義展』感想

生頼氏の住むという宮崎市で何度か展覧会が開催されるたび、「観たいけど、遠いから行けないなぁ」と羨ましく思っていた。今回、待望の本州での開催となり、上京できる機会に観に行った。 まず驚かされたのは、絵の具の発色の鮮やかさ。アナログの絵画だけど…

C93(冬コミ)参加報告と買った本

当日の様子 自分が編集した水池屋さんの同人誌を売るために参加。サークルが配置された場所は、アニメスタイルの正社員になったというunkoerさんのサークル「アニメ偏報」と、『月刊アニメスタイル』時代に一緒にアルバイトをした、やしさんのサークル「NANL…

C93(冬コミ)参加情報

2017年12月31日(日)東6ホール:ト44bサークル名:bono1978https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/13606075 頒布物『水池屋文庫』内容・「アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ」に連載された「理想のアニメ原画集を求めて」から、原画集レビュ…

『澁澤龍彦 ドラコニアの地平展』感想

初めて読んだ澁澤龍彦の本は『黒魔術の手帳』だったと思う。僕はそれほど熱心な読者ではないが、西洋の不思議な文化の紹介者であり、独自の美意識で集められた奇妙な美術品やオブジェに囲まれて暮らした澁澤龍彦は、昔からとても気になる人物だ。彼にまつわ…

Steam版『返校Detention』感想

(開発元: RedCandleGames(台湾) )(★★★★☆/日本語版、マウス操作、クリアまで約3時間) 【あらすじ】 1960年代の台湾、山間部に建つ翠華高校で起こった陰惨な事件。台風で授業が打ち切られた日、校内に取り残された生徒が2人いた。ウェイは、救助を求め…

「アニメ・ディストピア」

趣味で、「きみにとどけてれぱしー」のWAFLさんに映画レビューを書いてもらう企画を始めました。 取り上げる作品はWAFLさんにおまかせで、第1回は『シン・ゴジラ』、第2回は『君の名は。』になりました。 特に締め切りを設けず、原稿を受け取り次第掲載し…

『ピアニート公爵Presents 芸術からこぼれた表現たち ~アニメ監督西村純二が自作を語る~』感想

会場が少し遠かったが、西村純二監督のトークが聞ける機会は貴重と思い、電車を乗り継いで観に行った。市の施設の小ホールが会場という異色のアニメイベント、観客は60~70人ほどだった。 展示コーナー ホールの外に展示スペースが設けられ、主に『シムーン…

アニメーター新井淳さんインタビュー / Interview with Jun Arai (Animator)

(2011年発行の同人誌『新井淳原画集』より再録) 取材日/2011年6月18日取材場所/シェーキーズ吉祥寺店聞き手・構成/三浦大輔(bono1978) きっかけ / Why did he decide to become a animator? ――アニメーターになろうと思ったきっかけは、何なんですか…

『タイ ~仏の国の輝き~展』感想

「タイの仏像」と聞くと、ほっそりした素朴な造形が思い浮かぶ。僕はどちらかと言うと、腕がたくさん生えていたり、不思議な衣装をまとった奇抜な像が好きなので、今回は「絶対に観たい!」というほどではなかった。ただ、コミケ上京で暇な時間があったのと…

ローマにあるビデオゲーム博物館「VIGAMUS」訪問記

2012年にオープンしたばかりの新しい博物館。イタリア旅行の際に立ちよりました。日本語のガイドブックでは見かけないスポットですが、行ってみたら面白かったので紹介します。 場所は、ヴァチカン美術館の最寄り駅「Ottaviano駅」から徒歩10分ほど。博物館…

『ベルギー 奇想の系譜展』感想

PVが楽しげで、怪奇趣味の絵画も面白そうだったので観に行った。 会場は3つのエリアに分かれていて、「第1章 15~17世紀のフランドル美術」がいちばん奇妙で面白かった。フランドル地方のことをフランス語で「フランドル」、英語で「フランダース」という…

『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』第7話の移動シーン

最近、まんだらけオークションで『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』第7話Aパート後半の絵コンテを購入した。僕が第7話で特に好きなのはBパートのほうで、そちらも以前に出品されたのだけど、その時は入札し忘れてしまった。今でも後悔…

『アートたけし展』感想

北野武の映画は好きだけど、彼の絵画には興味がないので、「もしかしたら映像関係の展示物もあるのかな?」ぐらいの気持ちで観に行った。会場が近かったし。結論から言えば、映画関係の展示はヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞、銀獅子賞のトロフィーぐらい…